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PLAZAHOUSE PLATFORM 展のご案内

「PLAZA HOUSE」は1954年に日本で初めて誕生したショッピングセンターです。

終戦後、1954年にアメリカ人向けのショッピング施設として沖縄県沖縄市(旧コザ市)にオープン。その頃の沖縄はアメリカの統治下で、多くの米軍とその家族・関係者が沖縄に移住していました。

プラザハウスは、主に海外から(アメリカ・イタリア・スペイン・フランス)衣料品を直輸入していました。現在も、独自の流通経路と長年培ってきた海外とのアパレルビジネスの経験をいかした独自の店づくりを行っており、沖縄のファッションの最先端を牽引してきました。

ミッドセンチュリーのアメリカの雰囲気や、様々な国の文化を感じることができる、他には見られないお店です。

 

▼創業当時(白黒)と、現在(カラー)の風景写真

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プラザハウス誕生から60年を迎え、新たな挑戦で始まったプロジェクトが今回の 『PLAZAHOUSE PLATFORM OKINAWA』

様々な土地の文化や感性が出会い、別れ、また出発する場所である “プラットフォーム” を沖縄に重ね、沖縄の伝統の手しごとに欧米デザインのエッセンスを掛け合わせて生まれたプラザハウスのオリジナル製品をご紹介します。

感性を刺激し合って生まれる鮮やかな色彩・模様たちを、「旅する伝統工芸」としてお楽しみください。

 

▼沖縄の花や風景、空の印象をデザインされた絹のスカーフは、沖縄出身のアーティストである謝敷宏 (Hiroshi Jashiki) さんによるもの。謝識さんは、沖縄で染織を学んだ後、渡米し芸術やデザインを学びました。現代は、テキスタイルのみならず、CADデザイン・ファインアートのアティーストとして幅広く、国内外で活躍されています。

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▼デイゴ/ハイビスカス/サガリバナ/ブーゲンビリア/ニライ(海の彼方にあるとされているあの世、天国)/ムルブシ(群星)/くむぐぁー(夜の雲)の7種類。

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▼「色彩の魔術師」とも呼ばれる世界的に有名なフランスのニットデザイナー、“カトリーヌ・アンドレ” 毎年の流行色を決定する色彩委員会での会員でもあります。

沖縄で古くから伝わる型染めである「紅型」の型紙を使い、色彩を再構成。プリントで仕上げたコットンのスカーフは、鮮やかで、従来の紅型のイメージを一新しています。

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▼紅型作家として活躍している新垣優香さん。県内外の工芸展でも多数受賞し、沖縄を拠点に県外・海外で活躍しています。彼女の作品を取り込んで、カトリーヌ・アンドレによって万華鏡のように再構成しました。プリントで仕上げた鮮やかなシャツは、Aラインの美しいゆったりとしたシルエットと薄手の上質なコットンが美しいです。

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▼琉球漆器とフランスでのデザイナー“クリスティーヌ・ラバーン” 漆器とアンティークビーズのパーツの組み合わせが面白く、存在感を感じます。

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大城早苗さんと森永八重美さんによる漆のアクセサリーも展示しております。

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▼プラザハウスオリジナルパッケージの黄金(くがに)ちんすこう。讃岐平野で作られる無添加の小麦粉、京都の細細粒糖と呼ばれる砂糖、油分(国産ラード)を1/2に抑えて作ったこだわりのちんすこう。甘さ控えめで、さっくりと、口の中でほろりと砕けとても美味しいですよ。プレーンと金ゴマの2種類です。パッケージも美しいので贈り物にも最適です。

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▼そして皆さんにぜひ食べて頂きたいのが、「ファッジ」と呼ばれるプラザハウスの新作のお菓子。もともとはイギリスのお菓子であるファッジを、沖縄風にアレンジして沖縄の黒糖を使って作りました。キャラメルの1種ですが、柔らかく、口の中で砕けて溶け、思わずほっぺたが落ちてしまいますよ!珈琲やお酒のお供にも。プレーン/ジンジャー/タンカン/ラムレーズンの4種類です!

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その他にも、沖縄市の織物、「知花花織」のバッグや小物類もご用意しております。

ファッジは大人気なので、食べたい人はお早目に!!

 

沖縄プラザハウス 【URL】 http://plazahouse.net/company

【会 期 】 2017年3月16日(木)〜2017年3月28日(火)

10:30 – 19:00/最終日は17:00迄 水曜定休 入場無料

 

written by Fujimoto