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「Cohana展」のご紹介!

日本橋に本社を置く老舗手芸道具メーカー「KAWAGUCHI」と、伝統的な匠の技術や素材産地がコラボレーションし誕生した、新たなハンドメイドの道具のブランド『Cohana』。

「KAWAGUCHI」は洋裁用具の開発メーカーとして1953年に創業。手芸・ソーイングの分野で培った経験と強みを活かし、新たなことにチャレンジできないかと模索する中、道具がハンドメイドの道具としてだけでなく、生活雑貨や文房具としても利用されていることに注目。コレクションやギフトとしても購入いただけるような商品『Cohana』が2016年10月に誕生しました。

ひとつの製品に日本のものづくりの技術やノウハウがたっぷりと詰まったこのアイテムは、ハンドメイドがお好きな方もそうでない方も、道具としての高いクオリティ、モダンで上品なデザインをお楽しみ頂けるのではないでしょうか。是非この機会に皆さまお気軽にお立ち寄りください(*^_^*)

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<南部鉄器の文鎮>岩手県/及精鋳造所

豊富な資源と北上側の水運の便に恵まれた岩手県では、古くから鋳物作りが発達してきました。現在では水沢と盛岡の地域で生産した鋳物を「南部鉄器」 と呼んでいます。

その水沢地域で大正5年より創業の「及精鋳造所」がつくるボタンがモチーフのこの文鎮は、やわらかな風合いの鋳肌や優しい色合いが心をくすぐる、インテリアとしてもオススメのアイテムです。約6㎝の使いやすいコンパクトな大きさですが、しっかりと重みがあり、洋裁用、またはペン立てにもお使い頂けます。

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<真ちゅうの文ちん>大阪/永田製作所

同じくボタンモチーフのこちらの文ちんは、1959年位創立した金属切削の専門会社「永田製作所」が製作しています。ねじやビス・特殊部品の製造で培ったノウハウで繊細な削り具合の調整を行い、異素材の“南部鉄器の文ちん”ともスタッキングが可能になっています。南部鉄器と真鍮、二つの組み合わせもとても可愛いですよ!

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<とんぼ玉の待針>大阪×広島/喜南鈴硝子(kinariガラス)

色とりどりのとんぼ玉がとっても可愛いこの待針は、とんぼ玉の産地として有名な大阪府の「kinariガラス」のとんぼ玉と、300年の歴史を持つ針の産地広島県でつくられるしなやかで丈夫な針を組み合わせています。デザインにはミルフィオリ(花模様のガラスパーツ)が使用され、ひとつひとつ丁寧につくられたとんぼ玉は同じものは一つもない、様々な模様と色彩を持っています。また、こだわりの長さと太さで、針の布通りがスムーズなのも魅力です。

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<木製ハンドルの裁ちばさみ・小ばさみ>兵庫県/中島利器

兵庫県小野市は、200年以上つづく「播州刃物」の産地として有名です。「中島利器」はステンレス材の扱いを得意とし、特にはさみを多く製造してきた刃物メーカーです。滑るように生地をカットできるステンレスの刃に国産樺材の木製ハンドルをつけ、確かな切れ味と豊かなデザイン性を併せ持っています。タッセルのついた牛革のケースもとってもかわいいですね!また、この製品はJAPAN WOOD DEZIN AWARD 2016にてウッドデザイン賞も受賞しています。

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<ヒノキのピンクッション 播州織>和歌山×兵庫/仲内×斎藤商店

「木の実」をイメージしたコロンとした形がカワイイ「ひのきのピンクッション」では、紀伊山地で育った香り高いヒノキ、兵庫県の北播磨地域で生産された「播州織」が使用されています。ヒノキの土台を加工する「仲内」さんは1914年より釦(ぼたん)の製造を行っているメーカーです。繊細なパーツを美しく仕上げる技術力とノウハウを活かし、ひとつひとつ手作業で木をくり抜きます。播州織を扱う「齋藤商店」さんは環境にやさしいものづくりを心がけ残布を活かしたものづくりにも力を入れています。このヒノキのピンクッションも生地開発の時に作られる「サンプル生地」を活かしています。播州織は、先染めで織られ、柔らかな風合い・上質な肌触りが特徴です。

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<庄三郎 伊賀くみひもの糸切ばさみ>東京×三重/庄三郎×松島組紐店

品質の高さから、要塞・和裁の愛好家に広く知られ、海外にもファンの多い「庄三郎」のはさみ。刃と刃がぴったりと重なり合いストレスのない切れ味を体感できます。絹糸の光沢が美しい組紐は、伝統工芸士松嶋俊策さんが店主を務める「松嶋組紐店」にて三重・伊賀の地で一本ずつ丁寧に手巻きされます。素人では、幅の変わる持ち手に緩まないよう均一に糸を巻きつけることはなかなか出来ません。

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<帆布の道具入れ・帆布の小物入れ>大阪/ichimaruni

“ひとに=102=イチマルニ” 「人に」寄り添う「もの」を、その「人のために」つくりたい という思いを名前に込めた大阪のオリジナルバックブランドichimaruni。今回Cohanaの「帆布の道具入れ・帆布の小物入れ」の制作を行っています。帆布には使い込むほどに柔らかくなり味が増していく「パラフィン加工」が施され、内側までピッタリと綺麗に縫製された仕上りは感動です。重く固い木製の手芸道具入れから、軽くて持ち運びのしやすい布製へ変わることで手芸がより身近に、気軽に楽しめる存在になりそうです。セットでも単体でも使えるのもとても便利です。

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展示期間中、4/8(土)・9(日)では「播州織のピンクッション作り」のワークショップを開催します。

こだわりの素材に触れながら、ものづくりの楽しさを是非ご体感下さい(*^^*)。

 

-「Cohana展」開催概要-

会 期 : 2017年3月30日(木)〜2017年4月11日(火)

10:30 – 19:00/最終日は17:00迄 水曜定休 入場無料

会 場 : monova gallery

場 所:東京都新宿区西新宿3-7-1 リビングデザインセンターOZONE  4階

主 催:株式会社KAWAGUCHI

 

writen by iwashita