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2016年6月10日

monova 山口製作所訪問レポート!

6月1日はmonovaスタッフ一同で出展社訪問をさせて頂きました。今回は埼玉県吉川市の㈲山口製作所・埼玉県飯能市の㈱サカモト・山梨県南都留郡にある(株)槙田商店の3社へ伺わせて頂き、ものづくりの現場で素晴らしい技術や挑戦を拝見してきました。3回に分けて各社訪問のレポートをしていきたいと思います!

 

第一弾 埼玉県吉川市 金属加工の町工場 ㈲山口製作所

中川、江戸川という2つの川に挟まれた地形をいかした文化が育まれ、川魚料理が有名な埼玉県吉川市。江戸時代初期には、河岸付近に川魚料理を売り物にした料亭が軒を連ね、物産とともに集まった人々の舌を楽しませ、特に川魚料理は「吉川に来て、なまず、うなぎ食わずなかれ」といわれるほどの名声があるそうです。豊かな自然と都市部に近い立地により約7万人の人々が暮らす吉川市には、その中央部に位置する工業専用地域「小松川工業地域」と呼ばれる地域があり、製造業などの工場が約90社近く集まり日本のものづくりを支えています。

その中に工場を構える山口製作所は、設計・板金・溶接・塗装・組立と一貫して加工を行う金属加工会社です。monovaでは鉄を使ったブックエンドやトレイ、カードケースなどをご紹介しておりますが、実は店舗什器や棚、その他さまざまな大型製品も製造しています。

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試作・小ロット・量産など、要望に合わせて多様な加工を引き受けているという山口製作所。 工場内には様々な機械があり、そのなかでもレーザー加工や曲げ、溶接、塗装は山口製作所の強みだと言います。

 

塗装の種類に焼付塗装というものがあり、 山口製作所では4m近くのものを塗装できる焼付窯を完備しています。 この中で樹脂塗料を焼き締めることにより耐光性、耐摩耗性など強い仕上げにする事が出来きるそうです。塗装を施す工程は人の手によって行われているそうですがムラが無くとても美しい仕上がり。 monovaでご紹介している本立てや靴べらなどでも焼付塗装(粉体焼付塗装)が施されています。

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そして今回、新たに発表したオリジナル製品“鉄の家具”のセンターテーブルの加工現場も見せて頂きましたが、溶接にとてもこだわっています。

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通常金属の溶接では面と面をつなぎ合わせることが多いのですが、 今回はパイプが正確に交わるようにカットして組み合わせる、木材を使った建築技法の組木を参考にした設計で溶接しています。

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熱をあてている部分が変形してパイプが反ってしまったものを丁寧に直しています。

製造しやすい形は、必ずしも良い製品になるとは限らない。現場からの発想でありながらも、あくまでこれからの日本を牽引していけるような造形を追求した結果、作業工程が多く溶接も大変難しいこの設計にあえて挑んだんだそうです。全てのパーツが正確に接合し、均一な塗装が施された完成品は実に美しい!

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このセンターテーブルを始め、山口製作所でオリジナル製品のデザインをおこなう戸田光祐さんは「山口製作所には伝統技術や特殊な技術なはい。しかし、日本でものづくりを行うからには、日本で必要とされ、日本に歓迎される製品を手掛けるべき。それには勿論、これまで山口製作所が培ってきた信頼できる加工技術を最大限に生かした物でなくてはならない。それら制約を前提とした上で、日常を見据えた、生活に残り続ける製品を生み出したい。」と仰っています。

そして山口社長は社訓をこう掲げています。

『何事にも“チャレンジ”することから始める。』

今の若者たちが、忘れかけているなにか・・・。夢を追いかけ、諦めない。それが、山口製作所の“魂”(Soul)なのです。

社長、デザイナー、現場の方々、全ての社員がチャレンジをし続ける町工場の熱い魂を感じました。

 

是非美しい日本のテーブルをご覧ください!

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㈲山口製作所 

http://www.yamasakusyo.jp/

 

written by iwashita