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第3回monova巡回展 モノ巡り展 in 鳥取大山 レポート

この秋、11月3日(金)/4日(土)/5(日)の3日間、鳥取県西伯郡大山町にて開催した第3回monova巡回展。

昨年の9月に初めてのmonova巡回展示を鳥取・大山で開催して以来、今年も大山で展示を行うことができました!今年は、地域のコミュニティースペース「まぶや」にて展示会を行いました。カフェ・ワークショップのイベントの実施や、地元のイベントイトナミダイセン藝術祭というアートイベントとも連動し、お祭りのような活気ある3日間を大山の皆さまとご一緒させて頂きました。

【まぶやについて】

長らく空き家だった築100年近い古民家、馬淵邸を後世に残したいと「築き会」が中心になって改装し、2013年に立ち上げた地域のコミュニティー・スペースです。地域のまちづくりや交流、移住定住、アート事業などの活動の拠点として活用されています。2014年より築き会と協力しながら、大山町逢坂地区のまちづくり団体「やらいや逢坂」が運営しています。

レトロな模様入りのガラス窓や、立派な柱、座敷の構え、彫刻、屋根瓦、今では手に入らいような立派な1枚板の式台など、当時の匠の技が随所に見られる素晴らしい場所でした!!

【築き会について】

大山町を主に活動拠点とする若手企業家や、U,I,Jターン者などによる有志が集い「築き会」という任意団体を立ち上げました。移住定住の促進、古民家の保存と再生、婚活イベント、アート・イン・レジデンスなど様々な取り組みを行っています。

 

▼monovaの展示の様子。現在monovaに出展している24社の製品をご紹介しました。

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会期中の1日目は、地元のクリエイター、藤原京子さんによる水引のワークショップが開催され、2日目と3日目には、monovaで紹介中の新万葉染めのワークショップを開催しました。

新万葉染めは、京都の川端商店と染色博士の故 木村光雄氏によって開発された画期的な天然染料染めの方法で、誰でも簡単に天然の染料で美しく布を染めることがができます。

▼スタッフの杉原も新万葉染めに初挑戦!

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きれいに染まりましたね!!

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▼左:スタッフ藤本/右:広島から駆けつけてくれました!熊野筆のメーカー、中村製作所の中村様

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▼会期中では、まぶや内にあるカフェスペースで、特別メニュー!!香川県の「讃岐はだか麦本舗」より、はだか麦を使った体に嬉しい美味しいフードをご紹介しました!

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はだか麦の玄麦入りのおにぎり。玄麦は玄米の約3倍の食物繊維が含まれ、体にとっても嬉しいです。
はだか麦(丸麦の)入ったミネストローネはプチプチした食感が美味しい!老若男女に大人気でした!

高畑精麦のHPでレシピを紹介しています!⇒ http://www.hadakamugi.jp/

 

▼地元の方による足もみサロンも。

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▼同時開催のイトナミダイセン芸術祭の、パーティーの様子。in ギャラリア大正蔵
大山エリアを活動拠点とし、アートやデザインを通して地域の活性を図るクリエイティブチーム、「こっちの大山研究所」が中心となり企画しているアートプロジェクト。さまざまな地域からアーティストが集い、アートを通して地域の活性を目指しています。大正蔵でもmonovaのミニ展示&紹介を行いました。

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過疎化が進み、日本で人口が一番少ないと呼ばれる鳥取県ですが、大山地域では地域の問題に向き合いながら自らの意思で行動している若手中心の熱いグループがいくつか存在しています。

今回は複数のイベントが連動し、地元の人以外にも、東京や岡山、広島、島根とあらゆる地域から人が集まりました。この巡回展示や、芸術祭も多くの地元の方々が協力して実現したイベントです。

地域の方々とつながり、連携できたことがこの展示会の大きな意義になったと思います。日本各地域のものづくりを伝えると同時に、大山のものづくりや活動を、外へ広げていくことにも繋げていきたいです。

今回多大なるご協力をいただいた漁師の中村夫婦・コバターさん・慶ちゃん、築き会、やらいや逢坂のみなさま、本当にありがとうございました!!

1月には、そんな熱い大山の移住に関するご案内の展示会をmonovaで開催いたします!!移住に興味がある方も、ちょっと興味がある方も、そうでない方も…!!ぜひ皆さまにご高覧いただけると幸いです。

詳しくはコチラ⇒ 「鳥取大山移住ノススメ 展」

Written by Fujimoto