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2013/12/12-2013/12/24

石垣島みんさー工芸館 八重山ミンサー織展

ミンサー織を伝える、みんさー工芸館 ~「いつの世までも」の想いを織り込めて~

 

沖縄県八重山諸島、石垣島の中心市街地からさほど離れていないところに、美しい赤瓦の屋根が映える「みんさー工芸館」があります。“八重山ミンサー”とは、この地域に約400年前から伝わる綿の織物で、国の伝統的工芸品にも指定されています。

かつては想いを持った女性から男性への贈り物として使われていたという“八重山ミンサー”は、■状の五つと四つの絣柄の配列が特徴で、これには「い(五)つの世(四)までも末永く・・・」の想いが込められています。

 

本展示は、この“八重山ミンサー”で広く知られる「みんさー工芸館」が運営する会社ARA(エーアールエー)プロデュースの『ITUYO』ブランドを中心にご紹介いたします。

『ITUYO』は、八重山ミンサーの最大の特質である「いつよ絣」と呼んでいる五つと四つの絣柄を由来とするブランドです。文字通り一つ一つ丁寧な手仕事で作られる「いつよ絣」を大切にのコンセプトです。また、「いつよ絣」以外においても上質な天然素材とデザインにこだわったテキスタイル製品のシャツやバック・小物を2006年にデビューしました。

 

製造会社である株式会社あざみ屋(以下あざみ屋)は1954年に、のちに「現代の名工」に選ばれた新絹枝さんによって、地元でおしゃれな洋服・雑貨品を販売するお店としてその歴史が始まりました。その歴史の流れを汲み、熟練の職人による手業を、ARAの企画の洗練されたデザインが融合し、伝統と革新のミンサー織として現代のライフスタイル製品に仕立て上げています。

今回はこの展示で初めて発表する新色のバッグも紹介します。これまで、あまり目にすることなかった八重山の文化遺産ともいえる石垣島の伝統的な織物ですが、是非、これを機会に手に振れて、その伝統を感じていただければ幸いです。

 

【企画】 株式会社ARA(エーアールエー)

上質の天然素材とデザインにこだわった“八重山ミンサー織”製品を開発するあざみ屋の関連会社として2004年に誕生。同年パリで開催された「メゾン・エ・オブジェ」に出展。2006年『ITUYO』ブランド展開を本格的にスタートし、その伝統文化の魅力と独自のデザイン力で現代にメッセージ性のあるものづくりを展開。

 

【製作】 株式会社あざみ屋

沖縄県石垣市で主に洋服・雑貨等を製造販売する「あざみ洋裁店」として1954年に開業する。1971年より本格的にミンサー織の製造を始め、「五(いつ)四(よ)」の絣を使った帯をはじめ、バッグ、半袖シャツのみんさーウェアなどさまざまな製品を開発する。2009年にはミンサーが持つ約400年の歴史をまとめた「ミンサー全書」を発刊。2013年石垣新空港内にショップをオープンする。http://www.minsah.co.jp

 

-開催概要- 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

会期 : 2013年12月12日(木)~12月24日(火)10:30 – 19:00 / 水曜定休 入場無料

会場 : monova gallery 東京都新宿区西新宿3-7-1 リビングデザインセンターOZONE4階

主催 :株式会社ARA 共催:株式会社あざみ屋 協力 : LLP.プラスディー

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