
介護の器「てまる」展 好評開催中!!
8/30からmonova galleryで開催されている てまる展 の様子をご紹介します。
「てまる」とは、手が不自由な方や手の力が弱ってきたお年寄りなど
すべての方が、食事の時間を家族と同じ器で楽しく食事をできるように開発された
すくいやすさ、もちやすさ、そして美しさを兼ね備えた食器です。
福祉の現場のモニターを取りながら、岩手県の職人さんが一つずつ大切に作っています。
*画像はてまる代表の大沢和義氏、9/1.2.3.4にギャラリーに立ち会って下さいました。
●陶来 大沢和義氏 作
美しい水色の皿は洋食にも和食にも似合います。
形の特長①食べる時にすくいやすいように縁に折り返しがついています。
縁の幅もたっぷりあるので、皿をおいたまま食べるときはしっかり押さえることができます。
●陶房金沢 金沢英徳氏 作
素朴な風合いの粉引(こひき)の器。手の平にしっとりとなじむ柔らかな質感です。
特長①の折り返しにはうつくしい紋様が入れられています。
●佐賀工芸 佐賀義之氏 作
つややかな浄法寺漆で仕上げられた倒れにくいおかゆ椀。
すくい易い折り返しの他、
高台が低く広く作られているので、重心が低く、倒れにくいカタチです。
そして厚手に作られているので、汁ものの熱を手に伝えにくい仕様になっています。
特長②汁椀は片手でも口元に運べるように、指をしっかりとかけられるくぼみがついています。
まだ手の小さいお子様にも良さそうですね。
●東北巧芸舎 佐藤勲氏 作/平岡クラフト 平岡正弘氏 作
特長③持ち手は太く、口元は薄く。木ならではの軽さと優しい口当たりです。
あまり手首を曲げないでも口に運びやすい用に先をまげたタイプもあります。
平岡氏のレンゲは深い器でもすくいやすいように角度が工夫されています。
●てまる体験コーナー
実際にテーブルについて、てまるの使いやすさをお試しいただけます。
8/31の読売新聞で紹介されたこともあり、多くの方が「てまる」を見に来てくださって
大変好評をいただいています。
開催期間も残り1週間弱。てまるの使い易さ、美しさをぜひ体感しに来てください。
write by mori