読みもの

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「織物屋がつくる傘・日傘展」開催中!

現在開催中の槙田商店による
「織物屋がつくる傘・日傘展」の展示様子をチラッとお見せします♪
    
今日は槙田商店の羽田さんオススメ&人気な傘をご紹介!!
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こちらは1866(イチハチロクロク)という蛙張の傘。
蛙張とは、生地を二層に張る技法です。
    

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1866ボンボンカット グリーン

内側はボンボンがついた可愛らしい生地が傘を広げると現れ…
外側はシャンブレイの生地なので見る角度によって色味が変化します!
内側も楽しめるので、雨の日が待ち遠しくなりそうですね♪
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1866サラサカット モスグリーン
内側の模様がとても美しい傘です。

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スタッフがオススメなのはこちらの日傘!
色々な生地の組み合わせが楽しい日傘で、
出来上がってるものをそのままご購入いただけますが…
ご自身で好きな生地を選んで組み合わせて注文する事もできるんです!
    

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こちらにサンプル生地を貼っていきます!

    

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こちらがサンプル生地!

    
注文の仕方は、サンプル生地から好きなものを選んで
枠にペタペタ貼っていき,、出来上がりましたらスタッフにお声かけください。

制作にかかるお時間は約一ヶ月です。
    
お気に入りの生地で自分だけの日傘をこの機会に是非(^^)
    
こちらの展示は6/25(火)までとなっております。
    

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written by kondo

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TV東京「L4 you plus」にて「織物屋がつくる傘・日傘展」が紹介されます!

明日放映!TV東京「L4 you plus」にて「織物屋がつくる傘・日傘展」が紹介されます!
6/14 15:35~16:00 放映
番組冒頭にて、槙田商店の傘とmonovaギャラリーが紹介されます。
皆さま、ぜひご覧ください。
※急遽大きな報道が入った場合は放映されない事があります。

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monovaのモノゴコロ通信 vol.4

< 関連リンク >

現在開催中展示

ARIGATOのデザイン展

次回開催予定の展示

織物屋がつくる 傘・日傘展

    

岩手県 安比塗り、あけび

山下工芸

kiki♡ぱるふぇ kyoto(大染工業)

    

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商品に関するお問い合わせ等、ございましたらお気軽にどうぞ。

monova tel.03-6279-0688

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vol.4 2013.6.8日発行

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monovaのモノゴコロ通信 vol.3

モノゴコロ通信vol3

●次回展示 ARIGATOのデザイン展

詳細はこちらから↓

https://www.monova-web.jp/2629

    

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関連リンク

M.SCOOP(ミマツ工芸)

越前和紙 山田兄弟製紙(越前市)

九谷和グラス(清峰堂)

天女の羽衣(天池合繊)

    

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商品に関するお問い合わせ等、ございましたらお気軽にどうぞ。

monova tel.03-6279-0688

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vol.3 2013.5.28日発行

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KOJIMA‘S WORKS展

現在monovaギャラリーでは、KOJIMA‘S WORKS展が開催されています。

    

今回の展示は、小島染織工業株式会社さんオリジナルの布(生地)の加工法「メロゥリンク」を中心にご紹介しています。

    
◇「メロゥリンク」とは?
手に取ると『しっとり』とした手触りで、『生活防水』を加えた生地の加工法。
生地をやわらかくしたり堅くする風合いの調整もできます。

アパレル衣料・雑貨小物・バッグ資材・インテリアなどにオススメのテキスタイル加工法です。

    

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会場ではサンプル商品や、見本帳がありますので実際に触ることができるので、

ぜひ触ってみてくださいね♪

    
    

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↑こちらは、実際に水をかけて生活防水の具合を体験していただけるコーナー。

水が布の上をするするーとはじいています!!

    

    

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また、藍染めの小物の販売もしております。
これからの季節に合いそうな藍染めのシュシュやコースターなどもありますのでお手にとってご覧ください!!

    

    

【小島染織工業株式会社】
小島染織工業株式会社は、藍染め工場と染色工場を併せ持つ、国内唯一の生産工場。

染色整理加工・武州正藍染・製品OEMなど、繊維に関するものづくりをしています。

    
◆お問い合わせはこちら◆

http://www.kojimasenshoku.com

・本社・工場
〒348-0024 埼玉県羽生市大字神戸642-2
TEL 048-561-3751  FAX 048-561-4456

・東京営業所
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町3-1-9コジマビル
TEL 03-3661-3059  FAX 03-3661-4620

    

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written by kondo

    

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6/5-7 interiorlifestyle Tokyo monovaメーカー出展社一覧

6/5(水)~6/7(金)に開催されるinteriorlifestyleにmonovaメーカーが出展いたします。

皆さま、ぜひご来場ください。

 

会場:東京ビッグサイト 西ホール/10:00-18:00(最終日17:00まで)

<出展社会場一覧>

◆アトリウム

我戸幹男商店 A-07

藤木伝四郎商店、セラミック・ジャパン(作用グループ) A-18-20

深山 A-28

◆西3・4ホール

タカタレムノス 西3 01-03

ルボア(アッシュコンセプトグループ)西4 02-19

ブナコ漆器製造 西4 03-39

 

過去の展覧会

2013/07/11-2013/07/23

miyama  うつくしい うつわ展「haku」

~いつもの器をいつまでも~

白磁の美と機能性 軽やかで心地良い暮らしの道具

 

求めたのは、軽やかで使い勝手が良いこと。

白磁の美しさにより料理が映えること。

 

たまご型やひし型のレリーフのある、丸や楕円を基本としたシンプルな形状。

安心できる器の厚みを保ちながら、使いやすい軽やかさを生み出しました。

ボウルやカップのレリーフからは、まるで料理の周りをキャンドルで照らすかのように、ほのかに光が差し込みます。

底面はフラットになっており、汚れ落ちしやすい白磁の特性と相まって、より洗いやすくなっています。

 

いつも食卓にある器を、いつまでも使っていたいと感じて頂ける。

そんな器を目指して、今日も工場ではたくさんの手を動かしています。

ぜひお手に取ってmiyamaのうつわをご体感ください。

 

-開催概要-

会 期 : 2013年7月11日(木)~7月23日(火) 10:30 – 19:00 / 水曜定休 入場無料

会 場 : monova gallery 東京都新宿区西新宿3-7-1 リビングデザインセンターOZONE4階monova

主 催 :㈱深山、㈱ミヤマプランニング 協力 : LLP.プラスディー

 

【株式会社深山概要】

1977年岐阜県瑞浪市にて磁器の鋳込専業メーカーとして㈱深山創業。

当初は海外向OEM製造が主だが貿易減少に伴い、2000年に蓄積した技術・経験を活かし自社製品開発を開始。2005年に販社㈱ミヤマプランニングを設立。

「うつくしいうつわ」をテーマに、素材とデザインが融合した器づくりを大切にしています。2004、06、10年Good Design賞受賞。

www.miyama-web.co.jp.

過去の展覧会

2013/05/30-2013/06/11

ARIGATOのデザイン展

~アリガトウをデザイン  ギフトを通じて心地よい時間を過ごせる贈り物~

 

特徴1>エシカル、ソーシャル、オーガニック、トラディショナル、デザインをキーワードに商品を集めました。

特徴2>買い物をするだけで自動的に社会貢献できる仕組みを作っております。

特徴3>直接プレゼントする商品だけではなく、「喜びを演出するための商品」、「コミュニケーションを生み出す商品」を扱っております。

例えば…

● 父の日にお酒と共にプレゼントする酒器

● パパと子供のコミュニケーションを生み出す木製のおもちゃ

● ママと子供が安心して使えて香りも楽しめるオーガニックシャンプー

など、日常を楽しめるヒントが詰まった商品の数々をご用意しております。

 

「良いもの」というだけではなく、できるまでのストーリーが見える品ばかりです。

プレゼントを渡したところから会話が始まる。大切な人の特別な日に、そんな贈り物はいかがでしょうか。

 

 

-開催概要-

会 期 : 2013年5月30日(木)~6月11日(火) 10:30 – 19:00 / 水曜定休 入場無料

会 場 : monova gallery  東京都新宿区西新宿3-7-1 リビングデザインセンターOZONE4階monova

主 催 : ARIGATO GIVING  協力 : LLP.プラスディー

 

【株式会社Casokdo概要】

企業の広報、PR 活動に関する企画、立案及びコンサルティング、インテリア、デザイン雑貨に関する

企画立案及びプロデュース業、プロモーションに関する企画立案及び、コンサルティングを行う。

一方で、webショップ「ARIGATO GIVING」を運営し、社会とつながるギフトの提案を行っている。

http://www.arigatogiving.com

対談

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monova対談 Darjeeling vol.5

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杉原:槙田商店さんは山梨県の郡内織物の老舗として知られていますが、その歴史はどのくらい古いものでしょうか?

 

槇田:槙田商店は1866年の慶応2年の創業ですので、今年で147年目に当たります。私で6代目ですね。

 

杉原:そうすると江戸時代末期ですね、江戸文化からは多くのモノづくり産業が生まれていますが、槙田商店の原点はどういったものだったのでしょうか。

 

 

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槇田:槙田商店がある山梨県の南都留郡(みなみつるぐん)、そしてその隣の富士吉田市、都留市など一帯は郡内地域と呼ばれ、富士山の豊かな湧き水を利用した絹の先染め織物が盛んだったんです。その頃の江戸庶民は華美な着物を禁じられた時代で「裏勝り(うらまさり)」という流行がありました。表地は茶や鼠などの地味な色に抑え、裏地に凝るのが「粋」とされていたんです。当時の郡内地域は、その装飾性の高い裏地を織りあげ江戸や大阪に卸していました。「甲斐絹」(かいき)と呼ばれるこの織物がこの地域の原点になって、今も引き継がれています。ちなみに、十返舎一九の甲州道中記にも甲斐絹の素晴らしさを伝える一節がでてきます。槙田商店は、今は南都留郡西桂町に本社がありますが、当時は、谷村(やむら=現都留市)という城下町に絹織物の取引所を開設し、甲斐絹織物卸業として事業を始めました。

 

杉原:その後、時代は洋服の文化になりますよね、着物の裏地を織っていた産地や槙田商店はどのように変化していったのでしょうか。

 

槇田:まず産地としては細い糸を染めてから織り上げる「先染め」の技術を活かして、それぞれの機屋さんが袖裏地や服裏地、そしてネクタイやドレス生地などの繊細な織物アイテムに特化するようになっていきました。槙田商店は昭和29年ごろまでは裏地の生産を主としていましたが、そこから4代目の判断で洋傘地の製造へとシフトをしていきます。技術者を招いて産地の協力会社と開発した防水・撥水技術と、普及し始めた化学繊維を先染め技術と融合して、これまでになかった「先染めの傘生地」に辿り着いたんです。そして傘本体の製造まで手掛けるようになって約50年になるところです。また昭和53年から始めた服地も今では槙田商店の主力品の一つになっています。

 

杉原:槇田さんご自身は家業を継がれてどのくらいになるんですか。

 

槇田:4年目になります。その前は懐石料理屋で働いていました。(笑)

 

杉原:随分と異なる業種にいらっしゃったんですね。(笑)

 

槇田:そうなんです。卒業後はまず東京の服飾雑貨メーカーに勤務しました。そこで知り合った妻の実家がブティックといっしょに懐石料理屋をやっていて、一時そちらでマネージャーをすることになったんです。全くの畑違いではありましたが、今思うと貴重な経験ができたと思います。お客様の反応がダイレクトに見られるので、料理の見せ方やシーズン毎の企画提案もやりがいがありました。30歳をめどに家業に入ろうと考えていたので、2年半だけでしたが店舗運営も含めてとても勉強になりました。

 

杉原:お客様への見せ方や提案方法なんかは通じる部分がありますよね。現在は槙田商店でどのような役割をされているのでしょうか。

 

槇田:主に傘地、服地、傘の営業になりますが、会社全体の把握やお客様の要望を直接伝える為に商品開発担当者や協力会社との調整などもしています。

 

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絵おり杉原:傘は価格帯も広く、素材も形状も様々なものがありますね。槙田商店ブランドの傘はどういった特徴があるんでしょうか。

 

槇田:「織物屋がつくる傘」というのが一番の特長です。持ち手や骨や絵柄にこだわった傘は沢山ありますが、オリジナルで生地のデザインから織り、傘製造まで一貫している傘メーカーは少ないと思います。ましてや先染め織物のジャガード織りとなると、うちくらいではないでしょうか。様々な糸を使って絵柄を作れるのは強みですね。

 

杉原:他の傘生地との違いはどこに表れるのでしょうか。

 

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槇田:市販されている安価な傘の多くはプリント印刷なので、絵柄が平面的で裏には全く絵柄が入りません。槙田商店の先染めのジャガード織りというのは、先に染めた色付きの糸を何本も使って絵柄を織り上げていくので、発色も良く、絵柄に立体感が生まれ高級感がでます。裏には反転した絵柄が入るので、傘をさしている人も絵柄を楽しむことができます。富士山の湧水でムラの少ない染め方をしたり、最新の電子ジャガード織機を導入して大きく大胆な絵柄を取り入れたりしながら、色々と工夫しています。

 

杉原:確かにmonova店頭で傘を見るお客様も生地に感心されることが多いですね。絵おりシリーズの傘は絵柄によって持ち手が違いますが、持ち手にはどのようなこだわりがあるんでしょうか。

 

槇田:単純にその傘生地に似合う持ち手に変えているだけなんです(笑)重さや持ちやすさはもちろん考えますが、あくまでも生地がメイン。織物屋の傘ですから。

 

杉原:効率を考えれば、同じ持ち手の方が生産性は良いと思いますが、徹底して生地を美しく見せる事にこだわる織物屋の想いを感じますね。

 

杉原:使い捨てのビニール傘で良いという人もいますが、良い傘を持ちたいと思っている人も多いと思うんです。ただ、値段があまりにも違うので二の足を踏んでいるように見えます。現在、国産の傘の需要はどうなっているんでしょうか。

 

槇田:市場の約9割は海外産、主に中国産です。また近年、日傘の需要が伸びて、大手百貨店さんでは雨傘と日傘が5分5分くらいになってきました。明るい日差しの中で装飾性も機能性も求められるので、槙田商店としても力を入れていきたい分野ですね。

 

 

 

杉原:良い傘だと判断できる情報があれば、購入に踏み切りやすくなると思うのですが、槇田さんが考える「良い傘の選び方」を教えて頂けますか。

 

槇田:使う人によって必要な機能が違うとは思うので、あくまで目安ですが、ひとつは「JUPA(ジュパ)マーク」ですね。日本洋傘振興協議会が洋傘の品質・信頼・安心の証として発行しているマークです。厳しい審査基準があるので、これがあれば撥水や安全性、強度などの一つの基準になります。槙田商店の傘は内側のタグと骨のシールで確認できます。ただ、この協会に属さずに独自の基準を持って、良い傘を作っているメーカーも沢山ありますので、マークが無いからと言って悪い傘という訳でもありません。

 

JUPA

杉原:傘にも品質基準マークというのがあったんですね。確かにこれまで気にしたことがありませんでした。槙田商店の傘のような「生地の良さ」というのは手触りや見た目からも伝わりやすいですが、骨についてはどうですか。どんなものが良い骨なんでしょうか。

 

槇田:代表的な骨材だと鉄骨、アルミ、グラスファイバー、カーボンがあります。選び方となると、それぞれ一長一短があるので一概にどれが良いというのは難しいですね。例えば、鉄骨は強いですが重さがでる。アルミは軽いですが柔らかい。グラスファイバーは重さも強度も中間くらい。カーボンは軽くて強いんですが、供給が不安定で高価。しなり具合なども違うので、槙田商店では作りたい傘の重さやフォルム、生地などに合わせて、全体のバランスをみて使い分けています。

 

杉原:なるほど、槙田商店の傘はよく見ると骨の色もそれぞれ違いますね。普段意識はしてませんが、骨は傘をさす本人から見える部材でもあります。購入するときに開いて確認するのも大事ですね。

 

槇田:傘は裏側も大事です。特にうちの傘は裏側の美しさにも気を使って作っているので、ぜひ開いて見て頂きたいです。

 

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杉原:まもなくmonovaギャラリーで「織物屋がつくる傘・日傘展」を開催して頂く予定ですが、これまでの話に出た絵おりシリーズの他にもユニークな傘を出品されますね。特にmoZaiQue(モザイク)と1866(イチハチロクロク)は目を惹きます。全く新しい発想のデザインだと思うのですが、どんなきっかけから生まれたんでしょうか。

 

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槇田:moZaiQueは、実は元々ディスプレイ用に作ったアイテムなんです。ギフトショーに出展する際に何か目を惹くものが欲しかった。社内でアイディアに悩んでいたんですが、そのミーティングルームに並んでいる沢山の洋服生地がふと目について「これで日傘を作ったら面白い!」と思ったんです。それも普通の傘屋さんでは張らないような傘の張り方で。ただのディスプレイのつもりでしたが、展示会ではこの傘に対しての質問がとても多く、そこから商品化に向けて本格的に動くことになったんです。

 

 

 

杉原:シルクのような極薄生地から、テクスチャーのある個性派生地まで全く質の違う生地を傘に仕立てるのは、とても高い技術が必要でしょうね。

 

槇田:そうですね、性格の違う生地を貼り合わせる高い職人技術も必要でしたし、傘にできる生地かどうかの目利きも大事でした。槙田商店の織り、目利き、職人技術のすべてが揃って初めてできた傘です。

 

杉原:「10色の光を楽しむ世界に1本の傘」というコンセプトも面白いですね。

 

槇田:日差しを楽める日傘にしたかったんです。10枚の違う傘地なら、10色の違う色の光が差し込む。しかもそれが世界に一つの組み合わせだったら、強い日差しの中、外出するのも楽しくなりますよね。

 

 

 

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杉原:1866(イチハチロクロク)の方もかなり凝った作りですね。見る角度で色が変化する外側の生地。さらに内側には大胆な絵柄の生地が張ってある傘なんて、見た事がありません。

 

槇田:外側の生地は経糸と緯糸に違う色を使うシャンブレーという織りです。先染めならではの玉虫色のような美しい光沢が生まれます。内側にも生地を張る技法を「蛙張り(かわずばり)」といいます。レースの日傘で使われる伝統の技法で、内側の生地で骨を隠してより美しく、生地を2重に張る事でUVカット効果も高まります。内側は豊かなバリエーションが楽しめる服地を採用しています。服地の織り、傘地の織り、傘の仕立て、この1本に槙田商店のすべてが集約されたフラッグシップのような傘という事で、創業年号の「1866(イチハチロクロク)」と名付けました。

 

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杉原:140年の織物技術と50年の傘技術の融合ですね。見る立場によって傘の内側は表にもなる。傘に裏を作らない槙田商店の視点は、生活者目線のモノづくりをしている証拠のような気がします。これからの槙田商店の展開も楽しみですね。今後はどのような事を目指されていくんでしょうか。

 

 

 

 

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槇田:織物屋がつくる傘ですから、ファッションアイテムのひとつとして、当たり前に選ばれる傘の地位を確立したいですね。それには傘づくりの背景まで知ってもらう環境づくりが必要だと思っています。まだ売店くらいの規模ですが、山梨に傘を見てもらえる販売店を作りました。さらに作り手の販売会参加や工場見学などを通じて、一般の方々に傘づくりや織物づくりの想いに触れてもらう。作り手側も消費者と直接ふれあってより良いモノづくりを発展させていく。双方向の効果を見いだせるシステムづくりを提案していきたいです。

 

杉原:ブランド名でなく、生地と作り手で選んでもらえる傘ですね。魅力的な生地であれば傘はファッションにより近くなりますね。

 

槇田:うちの産地は郡内織(ぐんないおり)といって地域全体で織物を営んでいます。傘生地からでも郡内織の生地を使うことがステイタスとなるような、産地全体の活性化につながれば良いと思っています。

 

杉原:monovaとしても引き続きお手伝いをしていきたいと思います。槇田さん、本日はありがとうございました。

 

 

◆◆◆槇田商店「織物屋がつくる傘・日傘展」◆◆◆ https://www.monova-web.jp/2282

 

会 期: 2013年6月13日(木)~6月25日(火) 10:30 – 19:00 / 水曜定休 入場無料

 

会 場: monova gallery 東京都新宿区西新宿3-7-1 リビングデザインセンターOZONE4階monova

 

主 催: 株式会社槙田商店 協力: LLP.プラスディー

 

 

 

クリエイター

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cyane

Ironui / 3pokke pouch / S  w1050×h60mm

 

    

キャネ。2006年、春、始動。
テキスタイルとアクリルを中心に、
素材・色・コンビネーションをkey wordとしてデザインを展開。

    

『素材。色。コンビネーション』

いつもの、とは違った素材であることにる意外性。
イメージの違った2つの素材を組み合わせることによる新鮮さ。
色の組み合わせによって感じるポジティブな気持ち。
毎日の生活の中で、ささやかにバイタリティーを与えてくれる。
そんなデザインを、得意とするテキスタイルとアクリルを中心に繰り広げていく。

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ironui pouch / machi  w1200×d800×h80mm  fabric

    

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fabricbasket bag  w350×h220(マチ1500×100)mm  fabric/acrylic

    

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necklace  fabric

    

5_web
happa pierce  500×40mm  fabric/silver or titanium

クリエイター

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chihiro yasuhara

Hoshi  379mm×288mm  アクリル

    
1982年生まれ。多摩美術大学生産デザインテキスタイル科卒業。

アパレル、生地企画を経て2012年よりフリーランスとして絵を描き始める。
花をモチーフにした絵画など。個展では自作の絵を布に転写したものも発表している。

    
    

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Momo  510mm×390mm  綿

    

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Pollen  1300mm×1100mm  綿

    
4
urara  135mm×195mm  綿

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5/16 新商品のご紹介【安比塗漆器工房】&【工房 寿限無】

現在岩手県ブースは安比塗り(あっぴぬり)の漆器を制作されている“安比塗漆器工房”とあけびでカゴやバッグなどを制作されている“工房 寿限無”をご紹介しております。

    

    

【安比塗漆器工房】
まず安比塗りとは?
岩手県の北に位置する安代という古くからの国内有数の漆採取地から採れた漆を使った漆器です。
この漆は、透明度・発色ともに良く、硬度に優れた堅牢な品質を特長としています。
このような特徴の漆なので、丈夫で使いやすい漆器なんです!

最初はマットな質感ですが、使い込むことによって艶がでてくるので経年変化が楽しめます。

触り心地もすべすべして気持ちが良いですよ♪

    

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二段姫重 本朱/溜

¥23,100

    
    

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片口三寸 本朱 ¥13,860

カップ 本朱 ¥5,775

    
    

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姫小鉢 溜 ¥5,775

    
    

【工房 寿限無】
山で収穫したあけびつるはしなやかさ、色合いなど他ではまねのできない落ち着きのある風合いを持っています。
また、アケビで作られた製品は100年は使えるほどに丈夫という特徴もあります!
カビが生えても進行しにくいので、たわしでゴシゴシと取り除くだけでOK。

ホコリもたわしでゴシゴシと落とすだけで手入れがとても簡単です。

    
    

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夏にあいそうな涼しげな雰囲気♪

薄型同張手提 七寸五分(黒アケビ) ¥63,000

    
    

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下駄 ¥39,900

    
    

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こうしたぐちゃぐちゃーとした編み方を“やたら編み”と言うそうです!

    
    

なお、こちらは6月までの展示となっていますので、気になる方はお早めにどうぞ!!

好評の為、9月まで延長になりました!

    

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商品に関するお問い合わせ等、ございましたらお気軽にどうぞ。

monova tel.03-6279-0688

    

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