ブログ

2016年9月18日

輪島キリモトのテーブル展のご案内

現在ギャラリーでは、輪島キリモトのテーブル展が開催中です。輪島の漆器の産地にて、独自のデザインと技法で製作をしている輪島キリモト。暮らしに溶けこむ漆製品を提案し、美しい仕上げと形のこだわりのテーブルを紹介しています。

<輪島塗について>
100年先まで使えると言われるほど丈夫な輪島塗。輪島塗は全国の漆器の産地で唯一、需要無形文化財に指定されています。その特徴は、堅牢で強度のある下地作り。木地を布で補強して(布着せ) 漆と、米粉、輪島で採れる珪藻土の粉末(地の粉)を混ぜ合わせたものを塗り重ねて下地を作ります。さらに天然の漆を何度も塗り重ね、完成までの工程は75~130回の手数におよぶといわれています。たとえ使用中に壊れてしまっても、治してまた新品のように使うことができます。

輪島キリモトは、江戸時代後期から200年以上にわたり木や漆器の仕事に携わってきました。3代目の桐本泰一氏はデザインを学び、木地業の修業を経て、製品の開発から生産~販売まで一貫して行うスタイルを切り開きました。通常、輪島塗は分業制で、工程ごとにそれぞれの工房で作られています。1つの場所で一貫して製品を作っているキリモトは、輪島市内でも珍しい存在なのです。

輪島では、漆は建具や床壁の建築材としても使われる身近な存在で、今でも天井、柱、階段、床などに拭き漆が施されている家が多数存在します。このような文化を絶やさず、漆を身近なものとして次世代に伝えていくため、 現代の生活に合わせてデザインされた漆の家具を提案しています。

kirimoto1

Module Table Series(モジュールテーブルシリーズ)

用途に合わせてセミオーダーができるテーブルです。①天板の大きさと漆の仕上げ→②脚の長さ・形と漆の仕上げを選んでお好みのテーブルが作れます!

下の画像は漆の仕上げの見本のパネル。まるで絵画のようですね!輪島キリモトが独自に開発した漆の仕上げの方法で、麻布と漆、和紙と漆、珪藻土と漆など、異なる天然素材と漆を組み合わせ、堅牢で美しい豊かな表現と手触りが特徴です。テーブルの天板には、傷がつきにくい「漆布みせ仕上げ」が使用されています。(写真右側の列)

kirimoto4

 

布目と艶が美しい黒の天板のダイニングテーブル。脚は拭き漆で仕上げられ、木目が綺麗です。

kirimoto8

天板の角は、手に当たらず、フィットする形になっています。毎日触れるものだからこそ、使う人のことを考えて、細部までデザインされています。

kirimoto10

この黒のテーブルを作っているときの写真です。天板の角の部分の処理をしています。布着せした後に、目留めし、乾燥、漆、砥ぐ、漆・・・・・・と多くの工程をホコリがつかないよう、慎重に丁寧に繰り返し行います。約3ヶ月かけてテーブルが完成します。

DSCN1856

 

白の漆布みせの天板のワークテーブル。布目の間からうっすら見える黒の下色が奥行を感じさせます。

kirimoto6

 

小ぶりの天板に、短い脚をチョイスして、可愛いらしい座卓も。脚はガラス塗料で仕上げていて、木のナチュラルな色合いです。壁にかかっているのはアートパネル。和紙や葛布と等の異素材との組み合わせが面白く、空間を演出してくれます。

kirimoto7

 

一際目を惹く赤口朱のダイニングテーブル。麻布を市松柄に編んだ上に、仕上げをしています。オーダーのリストには載っていませんが、注文可能です(^^)

kirimoto3

 

最高の職人の技術を使いつつ、生活に溶け込む美しいテーブル。ぜひ見に来てくださいね!!

会 期 : 2016年9月15日(木)〜10月11日(火) 10:30 – 19:00/最終日は17:00迄 水曜定休 入場無料

輪島キリモト(URL) http://www.kirimoto.net/

 

written by fujimoto