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信楽焼 ~土の魅力を楽しむ器~ 展 開催中です!

日本六古窯のひとつである信楽は、1250年の伝統を誇る、日本最古の陶里です。

信楽の地域は養分を含んだ豊かな土に恵まれており、他の焼き物に見ない独特な風合いを持ちます。信楽焼というと、大きな鉢やたぬきも有名ですが、今回は、その美しい風合いと、土の特性を活かした、日常使いにおすすめの信楽焼をご紹介しています。

また、会場では現在放送中の朝の連続テレビドラマ「スカーレット」もよく話題にあがり、注目度の高さも感じます。代表的な土鍋から、モダンな器、お酒を入れるボトルまで、使い方のバリエーションに富んだ製品が揃っておりますので、信楽焼を普段からお使いになられている方も、そうではない方も、是非この機会にお手にとってご覧くださいませ。

 

メーカー紹介【ヤマ庄陶器 株式会社 概要】
滋賀県南部の信楽焼産地に位置し、全国へ信楽焼を届けている信楽焼総合卸問屋。今回展示する器は、日々移り行く時代にあった焼き物を提案したいという想いから生まれた、ヤマ庄オリジナルブランド「和be(わび)」のシリーズです。産地の窯元と協力し、多彩で柔軟な製品提案を得意としています。 http://www.yamasho-touki.co.jp/

 

<展示会の様子>

 

▼「Tanu tanu」

信楽焼の代表作である狸の置物が、カラフルで可愛い卓上サイズに。カップラーメンの蓋に座らせるなど、ユニークな使い方もオススメされています。また、信楽の狸のデザインは「八相縁起」と呼ばれる縁起を表しており、身近に置いておくこと気持ちが明るくなりそうですね。

「8つの言い伝え」1.傘…災難から身を守る 2.目…物事を正しく見つめる 3.顔…愛想よく  4.腹…落ち着きと大胆さをもつ 5.通…信用のしるり 6.徳利…飲食困らぬよう徳をもつ 7.金袋…金運を身に着ける 8.尾…何事も終わりはしっかりと

 

▼「Hangout ごはん鍋」

最近は簡単に美味しいご飯が炊けることから、一人用のご飯鍋が人気ですね。信楽焼の土の厚み・保温性を活かしたこちらの土鍋は、「始めちょろちょろ中ぱっぱ じゅうじゅうふいたら火を引いて 赤子泣いてもふたとるな」と、昔から伝わるかまど炊きご飯の炊き方が、最初から強火にかけるだけで簡単に再現できます。ぽってりした姿が温かい雰囲気を漂わせ、見た目もとても素敵ですね。

 

▼「Hangout Rice Canitainer」

こちらのおひつも優れもの。信楽焼は吸水性をよく持つので、ご飯を入れて蓋をかぶせると蓋の内側が蒸気を蓄えて、保存の際にはお米がベタつかず、またレンジで温めると水分が戻り、炊きたてのようなふっくらとしたご飯がよみがえります。

 

▼「Hangout Grill pan」

高い保温性と遠赤外線効果で素材の持ち味を引き出す信楽焼の特徴を活かした、Grill pan。調理後にそのまま食卓に並べた時に、器となじみ、テーブルコーディネートをより自由にお楽しみいただけるよう、蓋の無い形状です。 鍋料理はもちろん、オーブン料理や火にかけてフライパンのようにもお使いいただけます。

 

▼「Hangout グリル鍋」

こちらも信楽焼の特性を活かしたグリル鍋。本格的な鍋料理はもちろん、煮込みハンバーグ、アヒージョ、グラタン、そして目玉焼きなどちょっとしたおかず作りにもいかがでしょうか。

 

▼「Deep breath シリーズ」

深呼吸をするように、ゆったりと食事の時間を楽しんで頂きたいという想いを込めてデザインされた「Deep breath」。信楽焼の野趣な素材感が、ガラスのような艶やかな光沢を囲み、モダンな美しさを生み出します。使いやすいフラットなプレートは洋食との相性もよく、また煮物や炒め物などが盛り付けやすいボウル型のお皿も人気です。飽きのこない落ち着いたデザインで、毎日の食事で活躍しそうです。

 

▼「Jewel シリーズ」

宝石の色をイメージして手づくりした色とりどりの器は、信楽焼の土の風合いと鮮やかながら落ち着きのある釉薬の組み合わせで、こちらも日常づかいの器として人気です。色の組み合わせも楽しく、ギフトとしてもオススメです。

 

▼「イオンボトル・カップ 綾」

お酒を何年もねかすと一般的に良くなるといわれるますが、このボトルにおよそ一昼夜保存するとそれと同じ効果が生まれるそうです。原理としてはラジウム鉱石を含む原料が使用され(ジウム鉱石は、ラドン温泉源の鉱石と同じ組織の物です)、この天然イオン発生物質により、アルコール分子の周りに整列した水分子を取り囲み、味をまろやかにしてくれるとのこと。また、水を入れても土の吸水性でカルキの臭さも取り除かれるそうです。働きを聞くと少し難しいですが、お酒好きの方は是非変化をお試しください。

 

 

こちらの展示は28日(火)までとなります。滋賀県の歴史ある技法で作られた器たちを、是非お近くでお楽しみください。

 

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会 期 : 2019年12月26日(木)〜2020年1月28日(火)

10:30 – 19:00/最終日は15:00迄(水曜定休 入場無料)

会 場 : monova gallery

場 所 : 東京都新宿区西新宿3-7-1 リビングデザインセンターOZONE  4階

主  催: monova/協力:(株)玉川・ヤマ庄陶器(株)

 

written by iwashita