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2020年5月30日

【天野漆器株式会社】高岡漆器の新しいかたち、「螺鈿ガラス」のご紹介

水を注ぐと美しい色柄が浮かび上がる天野漆器の「螺鈿ガラス」。日常に感動を与えてくれる、新たな螺鈿の楽しみ方をご覧ください。

 

豊かな技法が築かれた、富山県の伝統工芸品「高岡漆器」

高岡漆器の歴史は、江戸時代の初めに遡ります。加賀藩主二代目前田利長が、高岡市に高岡城を築いた際に武具や箪笥、膳など日常生活品を作らせたのが始まりと言われています。その後、中国から堆朱・堆黒などの技法が伝わり、多彩な色漆を使って立体感を出していく彫刻塗、錆絵、螺鈿、存星等多彩な技術が生み出され、高岡漆器を有名な漆器産地として発展してきました。高岡漆器は、昭和50年(1975年)に国の「伝統的工芸品」の指定を受けています。

 

高岡漆器の技法を受け継ぎ、現代の生活に合う製品の提案をする

天野漆器株式会社は1892年の創業以来、高岡漆器の伝統技術と常に寄り添い、漆器問屋として調度品などの高級漆器を取り扱ってきました。

長年培った漆器づくりの技術とノウハウを活かし、「自分が使うとすれば」「自分が買うとすれば」と現代の生活で愛されるものづくりを目指して、近年は高岡漆器の伝統技法の一つの、螺鈿細工の「青貝塗」で山水花鳥を描く小箱やお盆などを中心に企画販売に力をいれています。

 

新しい漆の世界「螺鈿ガラス」を提案。

螺鈿の美しさをより身近に、そして実用的に使ってもらうために様々な素材との組み合わせを何度も試し、たどり着いたのが「螺鈿ガラス」シリーズです。ロックグラスや杯などの、グラスの底部分に螺鈿を施し、水や酒を注いで覗き込むと、螺鈿の美しい色柄が華やかに浮かび上がります。角度を変えると貝が七色に表情を変えて目を癒し、幻想的で、その楽しい仕掛けが多くの心を掴み、発売以来天野漆器の人気製品となりました。

螺鈿は、夜光貝やアワビなどの貝類を薄く加工し漆地や木地などにはめこむ技法です。螺鈿に使う貝は厚さによって厚貝・薄貝に分けられ、薄貝は薄く剥がした貝の膜層が青く輝いて見えることから薄貝は「青貝」とも呼ばれています。

青貝塗は、わずか0.1mmほどの薄さの貝を使うためとても繊細な技術が必要です。螺鈿ガラスの場合は、通常漆の上に貝を乗せていくその作業を、ガラス面から貝の輝きが見えるように貝を貼っていく必要があり、貝の輝きがしっかりと映え、そして漆のにじみが一切ない仕上がりは、高岡漆器の高い技術だからこそ実現できたものです。

 

▼素材:あわび貝を薄く剥がしたもの。裏側から着色をすることで七色の輝きと様々な色の組み合わせが楽しめます。

▼一枚一枚手作業で切りとった貝のパーツをガラスに貼り付け、貝の裏側に着色を行います。

▼裏側に漆塗りを施します。

▼上から見ると、螺鈿の美しい輝きが漆に映えてとても美しいです。

 

こうして、高岡漆器の伝統技術で作られる螺鈿ガラスは、

ずっと眺めていたくなる美しい輝きで、毎日の食事をより楽しく、特別なものに変えてくれます。

monovaでは、人気の螺鈿ガラスシリーズ、小箱やお盆などの漆器を実際にお手にとってご覧いただけます。

是非ひとつひとつゆっくりとご覧ください。

 

 

一部お取り扱い商品のご紹介

▼グラス 各種

程よい重さで持ち心地のいいグラスです。黒い漆に映える華やかな螺鈿の輝きが、大人の美しさを放ちます。ウィスキーをはじめ、お好きなお酒をお楽しみください。

 

▼金杯(万華鏡) 各種

多角形のガラスに螺鈿の色模様が映り込み、万華鏡のようにきらきらと輝きます。角度によって変わる七色の移り変わりをはずっと眺めて痛くなる美しさです。

 

▼徳利・杯セット 朱・黒

徳利は手に馴染む持ちやすい形状です。注ぐ時にも飲む時にも、きらりきらりと目を楽しませてくれます。

 

▼杯 各種

くびれが持ちやすい、シンプルな形状。日本酒の上から見る螺鈿の輝きと、ガラスに広がる横からの螺鈿の輝きをどちらも楽しめます。

 

▼ワイン(クリスタル)各種

美しく使いやすいデザインのワイングラスです。上質な螺鈿の輝きがお食事を特別な時間にしてくれます。

 

▼ 長角小箱  桜(貝入)

▼ 100丸盆 枝梅(貝入)朱

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