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2018年6月18日

籐が育む快適な暮らし 展のご紹介

梅雨の季節にmonovaのギャラリースペースで開催した「籐が育む快適な暮らし展」の様子をご紹介します!

本展示で紹介しているのは、愛知県東郷町にて籐職人の夫婦が営む籐専門の会社・(有)野々山籐屋の手がける籐のグッズ。
主に籐むしろ(籐の敷物)の製造をメインとしながらも、籐の消臭グッズや、籐家具の修理など籐に関する様々なオーダーを受け付けています。
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籐(とう)の敷物は、古くは室町時代の文献に登場し、江戸時代からは「籐むしろ」という名称で現在まで変わらず長年日本で愛されています。

最近、見る機会が減ってきましたが、銭湯・旅館・ゴルフ場などの脱衣所で見たことがある人も多いのではないでしょうか。

日本では馴染みの深い籐製品ですが、籐は日本では自生しておらず、主にインドネシアなどの東南アジアの植物をいうのをご存知でしたか?

植物として生えている籐、実はこんなにトゲのある、ワイルドな植物です。

籐は「草」なので木質化せず、まっすぐな導管が通っています。大小様々な無数の穴が開いており、抜群の吸水性があります。また、除湿だけでなく実は消臭効果にも優れた素材なのです。

野々山籐屋の野々山さんは、籐のもつ消臭効果に着目し、県・専門機関との共同研究をすすめ、アンモニアの吸着性試験やたばこの煙の吸着効果を実証しました。

籐は、約60分でアンモニア臭を99%吸着するという、優れた機能があります。

また、籐が取り込んだ臭いを無臭化させるために、においを分解する触媒に籐を浸し、開発したのが、籐の消臭剤「ムッシュラタン」です。

▼こちらは冷蔵庫用。キムチや漬物の臭いを軽減します。

▼置き型タイプの消臭剤「fagot」 オブジェとしても可愛いらしい見た目です。

▼足袋の形の可愛い靴用の消臭剤。白と黒があります。(まもなく販売開始予定)

どのタイプも簡単なお手入れをすれば半永久的に使えます。効果が薄れてきた、と感じたら1日天日で乾かしてください。

 

そして、スタッフ一押しの「籐むしろ」

敷物自体が調質・消臭機能に優れているため、敷くだけでお部屋の空気が変わります。

丸みのある凸凹とひんやりした感触が素足に心地良く、自然そのものの光沢が美しい敷物です。籐の表面には、「シリカ層」というガラス質の硬い部分があり、光沢とひんやり感はこのシリカ層のおかげです。塗装はしていません。

約6畳の籐むしろで1.8Lの水を吸うというから驚き。素早く部屋を除湿するため、蒸し暑い夏や気密性の高い現代の住宅にはぴったりの素材といえます。

水分を多く吸うと、籐むしろは多少膨張しますが、端の始末を籐でかがっていると、端が乱れません。野々山さんの籐むしろは丁寧に手かがりで仕上げられています。接着剤は使用していません。水洗いもできます。

▼部屋や家具の形に合わせて曲面加工もできます!

私自身も、トイレ用に50cm×70cmのマットを野々山さんに作ってもらいました。
年季のはいったアパートで、掃除をしてもなかなかとれなかったいやなニオイ。夏場は特に困っていたのですが、置いた日からニオイが消えて、家族も驚いています。

 

すぐほしい方には、monovaで購入できる 三角型の “mat”
組み合わせ次第で形も自由自在。組み合わせて正方形や長方形にもなりますし、トイレにもぴったりはまりる形にもできます。この製品は、ゴムの滑り止めシートが裏面に貼っていて、滑りにくく安定感がありますよ!水でジャブジャブ洗ってもOK!

6/16(土)・17(日)には、野々山さんにお越しいただき、籐のてかがりワークショップを開催しました!

ワークショップとしては、難しい内容で長丁場(約2時間!)したが、みなさん、黙々と熱中してとてもきれいに編んでくれました!

野々山さんの籐製品、OZONEの7Fのカタログライブラリーでも見ることができます。籐製品オーダー希望の方は、参考にしてくださいね。(入館にはOZONEの会員登録が必要となります)

特別展示終了後でも、monovaで、野々山さんの製品は常設しておりますので、お気軽にお立ち寄りください。

Written by Fujimoto