
徳島・絹や 訪問レポート その2
こんにちは川田です。
さて、大分間が空いてしまいましたが「徳島・絹や 訪問レポート その2」です!
上のてぬぐい3種は、今年デザインさせて頂いた 絹やオリジナル『阿波踊りてぬぐい』です。
(※¥1600(税別)で、monovaでも販売中!)
絹やのキャラクターである“浴衣を着た兎の踊り子”が列をなし、生き生きと踊る様子をアメコミ調で表現しています。
踊りの始まりや途中の掛け声の一つ「ヤットサー!」には、阿波弁で「久し振り、元気だった?」の意味があります。
そんなわけで、今回のレポートは『阿波おどり』について!です。
阿波おどりは、400年を超える歴史を持つ、言わずと知れた徳島県が誇る夏祭り!
毎年8月12・13・14・15日の4日間、徳島市中心街で行われます。
起源は、「盆踊り説」や、能楽の源流ともいわれる「風流踊り説」、
天正15年(1587年)・蜂須賀家政による徳島城築城の祝賀として人々が踊り始めた、という説、
諸説あるようですが、
『徳島城下固有の盆踊り』としてもともとあったわけではなく、
城下の発展につれて町衆と共に変化しながら、現在の阿波おどりに発展していったものです。
阿波おどりは、踊り子と鳴物(三味線・鉦・太鼓・横笛等)で構成される「連」というグループ単位で踊りを披露します。
連は同好や、企業・大学・団体などの単位で結成されているのですが、自衛隊のグループもありました!
老若男女、県外からも踊り子・観客が集まるこのお祭り。幼い子も頑張ってます!
桟敷(さじき)と呼ばれる観覧席が設置される演舞場(有料4か所・無料2か所)で
パレードのように踊りが披露される他、
演舞場と演舞場を結ぶストリートが『おどりロード』となり、広場でもゲリラ的に演舞が始まります。
笑顔で踊られていますが、激しい動きも多いですし
これが18:00~22:00まで、 4日間続くのです!体力勝負ですね。
女性の方々も実に美しい踊り姿ですが、腕をずーーーっと肩以上に上げ続けているのも、たいへんですよ!!
■Youtubeに動画もアップしました↓↓
こちらは、阿波おどり会館3Fのミュージアムに展示されていた、昔の阿波踊りの様子(ミニチュア)。
この風情!愛らしいですね~!
NHK大河『軍師官兵衛』の数週前の放映で、蜂須賀小六(正勝 ※ピエール滝)が他界しましたが
その長男・家政が天正14年(1586年)に徳島入りをして徳島城を築き、
藍や塩で富を蓄積したことでおどりが一段と盛んになり、
さらに、藍商人の活躍で豪華なものになってゆきました。
そう考えると、すこし身近に感じられます。(ピエール滝さんのおかげ?笑)
毎年9月始まり〜8月終わりの「阿波おどりカレンダー」があるほど、
徳島の方は、阿波踊り中心にスケジュールを考えられているとか。
徳島の会社を相手に仕事をしていたという知人の話によると、
7月中旬あたりからなかなか連絡が取りづらくなるそうな・・・。
阿波おどりに対しての熱・高揚感は、きっと昔も今も全く変わらない。
「故郷に自慢のお祭りがあるって、なんて羨ましい!!」と感じた徳島滞在でした。
8月は愛媛出張もあり、四国藍、じゃなかった。四国愛が芽生えました。
海あり、山あり、川あり、島あり。
贅沢でいて素朴な四国。皆々さまに、オススメいたします!
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【おまけ】
徳島が舞台の映画 『眉山』
(2007年/監督:犬童一心/主演:松嶋菜々子)
阿波おどりのシーンもよし、母親役・宮本信子さんの演技がすばらしいです!
気になる方は、ぜひご覧ください~
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前回レポート(その1)はこちらから。
written by kawata