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2014/01/30-2014/02/11

我戸幹男商店×monova  漆器の未来デザイン展

日本の家庭には古くから当たり前のように漆器があります。お椀、どんぶり、お膳に菓子皿と用途は多岐にわたります。

ですが、現代の食卓では和、洋、中、様々な料理が並び、洋食器や金属カトラリーが活躍することが多くなりました。サラダや肉料理が並ぶテーブル、洋風のキッチン。漆器を取り囲む環境が大きく変わったライフスタイルの中で漆器は何ができるのか。

本展示会では、革新的な漆器作りを展開している石川県の我戸幹男商店の商品を中心に、新たな漆器のありかたを6つのテーマに分けてご紹介します。

口当たりの滑らかさ、軽さ、丈夫さ、何よりもその美しさ。漆器は洋食器にはない機能性や魅力にあふれ、それを作る職人の技も大変高度なものです。

ワザ、デザイン、情熱のすべてを注ぎ込んで挑む、漆器の未来はどんなものでしょうか。是非、本会場でご体感下さい。

 

【展示内容】

1、ワザ

紙のように繊細な薄さと精度。誰もが驚くロクロ挽きの技が光る美しい器。

2、ユニーク

100個作れば100個ピタリと揃う。高い精度が生むパズルのような遊び心。

3、ユニバーサル

つかみやすい、倒れにくい、これからの時代に向けたやさしいデザイン。

4、グローバル

海外で認められた機能性と美しさ。汎用性を兼ね備えたアイテム。

5、洋食との暮らし

ガラスや磁器など洋食器や金属カトラリーとのコーディネートをご紹介。

6、工程紹介

山中漆器の製作工程をサンプルと共にご紹介。

 

【株式会社我戸幹男商店概要】

轆轤(ろくろ)の町『山中温泉』に1908年創業。木地師の理念を受継ぎ木地の完成度にこだわった漆器を多く製作。近年では精度の高い轆轤技法とデザイナーとのコラボレーションにて実用性と芸術性の高さを併せ持つ商品を手掛ける。グッドデザイン賞、中小企業庁長官賞、日本クラフトなどを受賞し、海外ではデザインプラス賞やドイツ連邦デザイン賞銀賞など多数の受賞歴をもつ。

<我戸幹男商店ホームページ>http://www.gatomikio.jp/

 

-開催概要-

会期 : 2014年1月30日(木)~2月11日(火) 10:30 – 19:00 / 水曜定休 入場無料

会場 : monova gallery

東京都新宿区西新宿3-7-1リビングデザインセンターOZONE4階

主催 : Japan creation space monova  協力 :株式会社我戸幹男商店